皆さんこんにちは
中村尚輝です
今日は終戦の日ですね
終戦記念日74年
74年前の今日
玉音放送により日本の降伏が国民に公表されました
50年ひと昔前と言いますが
まだ74年しか経っていないんですね
私は長崎県出身なので
8月9日の事は嫌でも覚えています
1945年(昭和20年)8月9日11時02分
長崎県長崎市にアメリカ軍が原子爆弾を投下しました
それにより当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち約7万4千人が死亡、建物は約36%が全焼または全半壊しました
平成30年8月9日現在
原爆死没者名簿登録者数 179,226人
の方が原子爆弾により犠牲となられています
私は子供の頃8月9日が来るのが嫌でした
夏休み真っ只中
8月9日は
平和記念集会に参加するために
毎年学校に登校しなければならなかったからです
夏のくそ暑い日に
体育館に全校生徒で集合し
(今みたいに冷房なんてありません)
戦争体験者の方の話を聞いたり
被爆者の方の写真をみたり
はだしのゲンの映画をみたり
その後
午前11時02分には
全校生徒で黙とうを捧げます
学生の頃は
周りがみんな登校しているので
行かなければならないという意識だけが先行していました
戦争体験者の方の話や被爆者の写真
怖くて今でも覚えています
ある種のトラウマかもしれません
トラウマくらいで実際に戦争しないで済むなら
それでいいと私は思います
40歳を迎え
今になって思うと
嫌でも
登校していて良かったなと思います
毎年催してくれていた
大人たちに感謝しています
子供の時は意味がわからなくて
いやいや登校していましたが
大人になり
その大切さがわかる年齢、状況になってきました
家庭を持ち子供を授かり
やっと
次の世代の事を考えるようになりました
平和に生きれることの有難さを実感します
戦争体験者の方の話で
今でも覚えているのが
「戦争で青春が奪われた」と
静かに、悔しそうに語られていた姿でした
当たり前に慣れてはいけない
先人たちの努力で
私たちはこうして便利に安心して生活ができています
道徳や日本人特有の考え方をもう一度確認して
- 大切に守るもの
- 勇気を出して壊すもの
についてそれぞれが考えるタイミングかもしれません
焦らず急がず丁寧に
「日本の教育水準は世界に比べて遅れている」
と言われて久しいですが
遅れててもいいじゃないですか
教育ってテストの点数だけで測れないものだし
人生それよりも大切なことの方が多い
人間性は築き上げるのに時間が掛かるもの
天才的な頭脳で人間性が低い人間より
頭はよくないけど人間性が高い人間と付き合っていきたい
私はそう思います
戦争体験者の方も年々高齢になられています
今後引き継いでいくのは私たち世代
戦争について語るのは凄くナイーブでパワーがいることです
先輩たちはそれをやってこられた
私たち世代は
戦争について語り合う事に
ハードルの高さを感じているかもしれません
だったら
平和について考える
平和を目一杯感じてみる
平和について話す
こんなことから始めればいいんじゃないかと思います
子供がまだ小さい今から
どう平和について話していくか
考えていきたいと思います
長崎出身だから感じる事ができる事
あなただから感じることができる事
必ずあると思います
そして
少しだけ行動してみましょう
全国の戦没者の方を心から追悼いたします
最後まで読んでいただきありがとうございました
少しでも何かのお役に立てれば